紅い文

間違いだらけの文章につき、あかいふみと名付けました。

新作短編のお知らせ

 みなさま、ごきげんよう〜♪
 先日、お風呂に入っておりましたらコオロギの鳴き声が聞こえました。
 道を歩けばススキの穂が出来ていたり、真っ青な毬栗があったり、日々秋に向けてのカウントが始まりました。

 さて本題。今回も僭越ながらテーマ短編に参加をいたしました。
 テーマは「未完成」!
 最近、子供帰り? と申しましょうか。
 クラシックを聞くようになりまして、つい最近まで、ロックサイコー! とか吠えていた自分が嘘のようです。
 やっぱり未完成というと、シューベルト交響曲第八番ロ短調D759が浮かんでしまうのですよ。
 八番をヒントに芸術というジャンルを考えたさい、思い浮かんだのは美術、建築、文学でした。
 以前、美術史を通信教育で学んでいたこともあり、絵画にしようと思い立ちました。
 絵画と申しましても、印象派とかバロックとか色々ありますよね?
 私は19世紀に起こったイギリスのラファエロ前派が大好きで、関係著書を読み漁ったり、展覧会で実物を鑑賞しました。
 今回創作にあたり1881年ジョン・エヴァレット・ミレイが描いた「優しき目は常に変わらず」が思い浮かびました。
 なぜか今回の主役は、恐らくオランダあたりの画家の男性です。
 拙作では珍しく舞台は海外、しかもヨーロッパ!
 これだけでは終わりません。さらに後半は1980年代日本のバブル景気花盛りを舞台にしております。もう一人の主人公は36歳の日本男性です。
 自分の経験(といっても国内の展覧会しか行っていませんが)と学んだ(若干忘却しつつある)記憶 をもとに、趣向を凝らした作品を執筆いたしました。

 肝心のタイトルは蒼い瞳に魅せられて
 内容は以下のとおり。
 都会の生活に疲れ果て逃げるようにして田舎に引っ越してきた画家のヤン・ファン・ルーデンは風景がばかりを描いていた。
 ある日牛乳屋の娘イザベラ・ヴォルテルスをモデルとして描くことになり、人生が大きく揺れ動く。
 一方、1980年代の日本。この絵画に惹かれる男君島邦幸は、眺めるうちにおかしな部分を発見してしまい……。
 そして、8月23日(日)0:00に予約投稿をしております。

 気軽にさらっと読めるかは保証できませんが、お楽しみいただけると幸いです。
 まだまだ日中は厳しい暑さですので、体調を崩さぬようお気をつけ下さいませ。
 それでは失礼いたします┏○))ペコリ

 秋沢文穂拝

*注意:小説家になろうの活動報告にも、同様の記事があります。