紅い文

間違いだらけの文章につき、あかいふみと名付けました。

タイトルの鞍替え

突然ではございますが、別館の文綴り-fumituduri-を読書専門ブログに切り替えることにしました。
よって2014年8月17日の記事をこちらへ移転させることにしました。



先週9日からスタートさせた、ロマンス話の連載が本日終了した。
私が書いた作品の中ではありがたいことに、ご覧下さる方が多いようだ。
ひたすら感謝しきりである。
じつは当初「ハッピー・サマー・トリップ」というタイトルにしようと考えていた。
このタイトルは、モー娘の代表曲「ハッピー・サマー・ウェディング」をヒントにしたもので、ラブコメ風にしたかった。けれども、いざ書き始めてみると、いきなり修羅場展開になってしまい、タイトルと内容が合致しないのではないか、と悩んだ。
そして、書き進めていくうち、「きらめく星の花」というセリフが偶然にも飛び出してこれにしようと決めた。
今までネット上で発表してきた作品で、タイトルの鞍替えをした作品は案外多い。

SHOOT BALL → JUDGEMENT
ミドリっ娘! → 緑の少女
夢見るクリスマスイブ → リアルな夢
柿の花咲く頃 → パンドラの箱
ミテハイケナイ → 完璧なシュミレーション
奇行士なサンタクロース → サンタが街にやってくる

書き出しただけでもこんなにある。

1.に関しては調べてみたら、他にも同じタイトルがあり、読者様を混乱させてはいけないと思い改題した。

2.平凡。キャッチーなタイトルにしたかった。小さい「つ」と「!」で最強になった感がある。しかし、タイトル負けをしている。

3.一度だけ原案で掲載したことがある。改稿をするのにあたり、思い切ってタイトルを変更。

4.書いているうちにパンドラの箱というキーワードが出てこなかった。むしろ柿の花を入れたほうがしっくりするのでは? と思い変更。

5.これは最後の最後まで悩んだ。しかし、ラスト数行にこのフレーズが思いつき、インパクトのあるほうを選んだ。

6.ありがちなタイトルだと思った。ヒーロー君の名前をタイトルにしたかったが、変なことばかりしているので、貴公子ならぬ奇行士にした。

これらはタイトルが先行していたため、鞍替えを余儀なくしなければならなくなったのだと思う。

今こうして書いているブログのタイトルも、最初はごく平凡に「タイトルのこと」だったことを追記しておく。

11月3日追記
じつは先週連載を終えた「薔薇館のお嬢様」も、当初「はなつみ」にしようと思っていた。
ラストシーンを読めば、わかるかと思います。

秋沢文穂拝