2013年上半期の読書
こんばんは。
今日は一日雨で、蒸し暑かったです。
以下本題。
ずっと書きたかったのですが、体調を崩し延び延びになっておりました。
昨年は7月の頭ぐらいにTwitterで呟いたのですが、印象深い小説5を発表します。
「想像ラジオ」 いとうせいこう
「スタッキング可能」 松田青子
「パトロネ」 藤野可織
「工場」 小山田浩子
ここから先の講釈は照れ臭いので折りたたみます。
いとうせいこうさんの想像ラジオは三島由紀夫賞・芥川賞候補作。
じつはいとうさんと松田さんの作品はTwitterで見て気になったので読んだのですが、どちらも強烈なインパクトを与えてくれました。
そして、藤野さんは「爪と目」で芥川賞を受賞されました。
今年の1月にピースの又吉さんのラジオに書評家の豊崎さんが出演されてお薦めされてたんです。
ぞっとする感覚が病みつきとなり、第一作目の「いやしい鳥」を読んでもっとはまってしまいました。
このタイミングでの受賞は自分のことのように嬉しかったです(´∀`)
唯一ガイブンのフリオ・リャマ・サーレスですが、なかなか世界観に入っていけませんでした。
ですが、読み終えて全てがつながっている様に驚かされました。
一種独特の読後を体験できた本として、Twitter文学賞の海外部門に投票しました。
ラストは小山田浩子さん。
こちらは新潮社の案内を見てシュールそうな私好みな話だな、と思ったらズバリ的中。
実際に工場で働いる時に「自分たちは何を作っているのだろう」という疑問から生まれた作品。
残念ながら工場で働いたことはないのですが、オフィースワークでも似たような経験をしているので納得。
特にシュレッターが……(笑)
今回はもれてしまいましたが、中島京子「眺望絶佳」、朝倉かすみ「幸福な日々があります」、ミレーナ・アグス「祖母の手帳」も良かった。
あと小説ではありますが、三浦綾子「ちいろば物語」も印象深かった。
しかし、これは主人公榎本牧師の人柄によるところが大きいので敢えて外しました。
上半期がこんな調子だからどうだろうと思っていたら、7月に読んだ本もすごーくいい作品ばかり。
今年は10冊に絞れるかどうか不安です(´・ω・`)
本当は現在7月29日まで右側の本棚は27冊になっておりますが、30冊読了済みです。
当初の予想に反し、今年刊行された本を結構読んでいます。
ほとんど、国内中心ですが……
5冊選んだ中の3冊が今年刊行された本でした☆ミ
というわけで創作止まってます。
本を開くと眠くなるくせに、読みたくて仕方ないのです。
だけど現在連載している「SHOOT BALL」はほとんど書き直ししているようなものなので、お許しください。
読み書きのバランスを上手くコントロールできるといいのですが、問屋は素直に下ろしてくれないようです。
書きたい気持ちもあるんですよー。
つらつらと書きましたが、ここまで駄文にお付き合い下さいましてありがとうございます。
あさっては「SHOOT BALL Off Season Off6 後書きという名の後日談」を更新します。
皆様のお越しをお待ちしております<(_ _)>
秋沢文穂拝