読んだ観た『ティファニーで朝食を』
おはようございます。
今日はブログのみの更新ですので、早めに参上いたしました。
久しぶりに読書記並び映画感想を書きます。
今さら的なお話(^_^;)ですが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。
以下ネタバレのうえ、少々辛口かもしれませんのでご注意を!
原作と映画は別物とはわかってますが、やはり違和感を覚えました。
映画版でヒロイン・ホリーをオードリー・ヘップバンは生き生きと演じ、改めて彼女の美しさにうっとりさせられた。
「ローマの休日」や「マイ・フェア・レディ」のヘップバンはきれいというよりキュートなイメージが強かった。
キャストに関しては文句はないのだが、脚本に文句たらたらです(苦笑)
ラストでヒーロー・ポールと結ばれるのはいただけない。
というのもホリーは自由奔放な女性であり、一所に縛り付けておくと息苦しさを覚えてしまう恐れがある。
自由奔放な彼女の生き方こそが、この作品の魅力であると私は思っている。
さらに原作ではポールとホリーの間に微妙な距離が保たれており、ある種の緊張感が行間から読み取れる。
そのもどかしさが作品の味わいを深めている。
映画はオードリー・ヘップバーンの魅力を存分に引き出した作品であり、原作と切り離して考えるべきだろう。
もし、先に映画を観てから原作を読むと違った観点になったかもしれない。
ちなみに原作はこの作品以外にも、「花盛りの家」、「ダイアモンドのギター」、「クリスマスの思い出」と三編の短編が収められている。
「花盛りの家」は娼婦として働いていた女性が結婚し、夫の祖母と上手くいかず心の葛藤を描いている。
「ダイアモンドのギター」は同じ牢になった若い囚人との触れ合い(ほんのりBLティースト)を描き、
「クリスマスの思い出」は少年とおばあちゃんの友情を描いた心温まる作品だった。
正直に言って、本タイトル作品よりもこの三編のほうが好きだったので、カポティーの他の作品をもっと読んでみたいと思った。
いつになるかは、わからないけど……(^_^;)
最後までご覧下さった皆様、ありがとうございましたm(__)m
いつかまた突発的に書いていこうと思います(^^ゞ
しばらくはサイトの方で頑張っていきますね。
では、また明日(^^)/~~~
秋沢文穂拝