紅い文

間違いだらけの文章につき、あかいふみと名付けました。

おまけ付きのぼやき

先日、ようやく「きらめく星の花」の下書きが終了した。
前回と比べると、苦戦を強いられた。
 今年に入り、1月から順調なペースで創作をしてきた。3月に入り、そろそろ養分を補強しなければと思い、読書を始めた。およそ3ヶ月間、活字本ばかりを読んできたが、さてぼちぼち書こうと筆をとった途端、ペースが落ちてしまった。

 これに加え、地元で活動をしているクラコンに出かけるようになり、それに伴い予習(最近知ったのだが、演奏者によっては嫌う行為であるらしい。)と称して、プログラムの楽曲が収められているCDを聞きまくっていた。
 先日、筒井康隆氏がラジオ出演なさっている際に、執筆の時は音楽を聞かないとおっしゃっていた。書きながら聞くという行為は、音楽に対して失礼ではないか、とのこと。
 単細胞な私は、なるほどと思った。確かに集中して書いている時は、全く耳に音楽が流れていない。その反対に音楽に聞きほれていると、手が止まっていることが多い。
 どちらかが邪魔をしているわけだ。
 ちなみに以前から執筆中は、歌詞付きの音楽は聴いていない。英語やブラジル語は平気だと思っていたが、無意識のうちに歌詞を追っていたことに気づき、それからやめた。
 今回のペース落ちで気付いたが、じつは私は歌詞を追っていたのではなくメロディを追っていたようだ。
 以後、慎むことにする。

 脱線をしたが、これと少し関連しているような節がある。
 ラヴェルの「ボレロ」という誰もが一度は耳にしたことのある有名な曲だ。
 この曲は同じ節を繰り返しながら、だんだん音域が高くなっていく。
書いているときに、この曲を聴いていたせいか、同じ文章が何回も出てくる。
 一瞬、自分が痴呆症になったのではないかと錯覚を覚えたぐらいだ。
 これから本書きに入るが、これがどのぐらい改善されるか、自分でもかなり心配している。

 さて、こんな駄文をつらつらと書いている場合ではなかった。
 先日、購入した佐久本庸介さんの「青春ロボット」を読了したので、乱暴に布団を引っ剥がし入力に入ります。

 うふふっ。お気づきになりましたか?
 ぼやきというのは建前で、「きらめく星の花」続編の中間報告でした。
 せっかくお越しくださったので、ほんの少しだけ中身を。
 連載は全六話。舞台は志依のいる東京になります。
 舞台が舞台なので、ロマンス度合いが激減しています。
 楽しみにされている方、ごめんなさい。
 では、またお会いできる日まで。
 皆様、ごきげんよう(^ー^)ノ

 秋沢文穂拝