紅い文

間違いだらけの文章につき、あかいふみと名付けました。

読書記

「罪深き愛のゆくえ」                アナ・キャンベル
 ようやく読み終わりました☆彡

罪深き愛のゆくえ (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

 以下ネタバレっぽいので折りたたみ。


 以前、ブログに書きましたが初めてロマンス小説なるものを読みました。
 きっかけは某有名作家さんのつぶやきからです(汗)
 今までロマ小というと、あまあまなイメージだったのですが、この作品はとことんダーク。
 主人公ヴェリティは魔性の女と噂される高級娼婦ソレイヤ。
 そんな彼女を6年かけて口説き落とした冷酷な男カイルモア公爵。二人は愛人契約期間1年結び、終了間近のある日ヴェリティがゆくえをくらましてしまう。
 6年もかけて口説き落とした公爵が黙っているはずはなく、弟と一緒に片田舎で暮らしていたヴェリティを見つけ出し、強引にさらってしまう。
 ヴェリティはなんとか脱走を試みるが……。
 男女間の駆け引きと心理描写が巧妙です。
 多分、初めて読んだせいかもしれませんが、ページをめくる指が止まりませんでした。序盤ドロドロ、中盤ドキドキ、終盤ハラハラな流れでした。
 それと、ヒーロー、ヒロインの根底にある部分設定がしっかりしていて、納得のいく結び付き。この人だから、この人なんだよなと思いました。
 時間が許せば、この人の作品を読んでみたいなぁ〜(ー_ー)

 ここまで読んで下さってありがとうございます。
 明日は当サイト内で、比較的ロマ小っぽい作品「春までには」をお届けします(*^。^*)

秋沢文穂拝