紅い文

間違いだらけの文章につき、あかいふみと名付けました。

2014年上半期 印象深い本

☆・゚:*☆ヾ(*・ω・*)こんばんはですぅ☆・゚:*☆
夕方「ガイブン日和」の下書きをしていて、ふと2014年上半期のベスト本をやっていないことに気付きました。
というわけで早速移ります。
1月から6月まで読んだ冊数は16冊。少ない……
うち文章関連、評論、絵本・児童文学の4冊を外し、計12冊になります。
本当に少ないな。愕然ちう。
では順位不動で印象深い5冊を発表します。(敬称略)

「おはなしして子ちゃん」 藤野可織

おはなしして子ちゃん


「ラヴ・レター」 小島信夫

ラヴ・レター


まほろ駅前狂想曲」 三浦しをん

まほろ駅前狂騒曲


「英子の森」 松田青子

英子の森


「葬儀の日」 松浦理英子

葬儀の日 (河出文庫―BUNGEI Collection)


こんなん出ました!
自分でも驚いているのですが、海外の作品が見事にスルーされてます。
あと芥川賞関連も外れておりますが、青山七恵著「ひとり日和」はむしろストライクゾーンでした。
ただこの方は昨年発売された「快楽」や「めぐり糸」に興味を覚えております。
賛否両様わかれておりますが・・・
私はこの芥川賞受賞作を読んでから、読もうと秘かに誓っておりました。
これで晴れて読めます*。・+(人*´∀`)+・。*

一番最初にあげた「おはなしして子ちゃん」は、Twitter文学賞国内部門候補の一冊でした。
外した理由は藤野さんの今後更なる活躍を期待してでした。
でその投票した作品は「ラヴ・レター」でした。
投票できるのは最初で最後ということもありましたが、文面を追っていて嬉しさのあまり涙がこぼれたからです。
過去に行ったジョアン・ジルベルトの初来日公演でギターを弾き、歌っている姿を見て嬉しさのあまり泣いてしまったことを思い出しました。
まほろ駅前狂想曲」に関しては、純粋にまた多田ちゃんと行天君に会える喜びが先行してました。
でも、やはりおもしろくて外せませんでした。
もうやめられない止まらないです。かっぱ何とかと似てますね。
「英子の森」は松田さんの上達ぶりがハンパない!
比較論的な手法を用い、ストーリーを構成しており、次々と新しいことにチャレンジをする姿に感銘を受けました。
ラストは「葬儀の日」。表題作よりも収録作の二編に一票を投じました。
「乾く夏」の彩子といい、「肥満恐怖体質」の唯子と同部屋の先輩たちといい、キャラが立ちまくってます。
「葬儀の日」は深く、「乾く夏」はクール、「肥満恐怖体質」はちょっぴり笑えて、こんなにも違う毛色の作品を書ける松浦理英子という作家にますます興味を覚えました。

今年刊行された本は海外一冊、国内一冊なので、来年のTwitter文学賞は厳しそう。
参加はしないかもしれません。
このまま止まってしまいそうだし(ーー;) 要するに自信なし。

ではくしゃみも出ましたのでこの辺で失礼いたしますm(__)m
(゚ー゚*)。oO(最初に書いたヤツですが、明日掲載できればいいな〜)

秋沢文穂拝