紅い文

間違いだらけの文章につき、あかいふみと名付けました。

映画鑑賞記

 今さらながら、「ブラック・スワン」を見てきました。
 もうすでにDVD化されてますが、大きいスクリーンで見れる利点と割引券使用で800円だったので(汗)
 うーん、じつに重たい内容でした。
 
 ニナは元ダンサーの母の寵愛を受けて、バレエに情熱をつぎ込んでいた。
 ある日、「白鳥の湖」の主役に抜擢され、清純なイメージの彼女にとって白鳥は完璧だった。
 ところが、官能的で怪しい黒鳥の踊りはダメ出しを食らい、逆に新人のリリーが踊る黒鳥は完璧だった。
 どうすれば、黒鳥が自分のものになるのか、リリーに主役を取られないか、思い悩みながら本番を迎える。

 清純派女優ナタリー・ポートマンは、この役でアカデミー主演女優賞を獲得しました。
 精神的に追い詰められていく演技が本当に素晴らしかったです。
 華やかな影に苦悩と葛藤が描かれていて、現実との境目が難しかった。
 最初の頃のナタリーと最後の方のナタリーの顔が、本当に同じ人なの? と思うくらい真に迫ってました。
 ニナが役に没頭するさまは、ヒース・レジャーのことを思い浮かべてしまいました。
 
 あと、白鳥の湖にかけて映画も二重構想になっていて、あっという間の1時間48分でした。
 ちなみにこの映画R15になってますので、バレエ好きなローティーンの方にはキツイかと存じます。
 それから、グロい映像もございますので、苦手な方にはお奨めできません。
 わたくし久々にグロを見たので、思わず痛っ!って叫びそうになりました^^;

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 秋沢文穂拝